2008年06月06日
現代のキューベルワーゲン

Volks(国民の)Wagen(車)という国家要請から生まれたワーゲンは今や
国際的な大メーカーになりまして、ゴルフ登場前までの「パタパタエンジンの」
ワーゲンのみののどかさはどこへやら勢いがよいのであります。
小学校の頃はまだワーゲンのみの頃、ヤナセの努力もありまして国産車の中
にこの”かぶと虫”をみかけるようになりまして、初めて外車が国産の中に混じ
って走るのを見たのであります。
小学校のの修学旅行は名古屋などに行きましてトヨタ自動車、名古屋港など
をまわりましたバスはすっかり暗くなった学校に帰ってきます。
田舎の学校ですから、まわりの田んぼ道には父兄のお迎えの車が並んでおり
ます。
マイカー時代幕開けの頃でありまして誰の家でも車があるわけじゃありません
から車でお迎えがありますと、旧友に胸を張ってバスから降りていきます。
ちょっとお坊ちゃん、おお嬢ちゃんに見えたりするわけであります。
そんな中にワーゲンがありまして、「あいつの家は外車だ」なんてことになりま
してマイファースト外車はあいつの家のワーゲンとなったという話であります。
当時はプラモ、若い方には略すとわかりませんがプラスチックモデルの全盛
時代でありまして、車や戦車、飛行機のプラモが人気であります。

その中でも軍隊もの、特にカッコイイイのはドイツ軍のものでありました。
そこに登場するのが、ドイツの軍用車キューベルワーゲンであります。
オープンの車で簡単な鋼板でくみ上げられた車でありましてカッコいいわけで
あります。
将校が横にのりまして基地にやってくるなんてところが戦争映画でも出てまい
ります。
さて現代にキューベルはありませんから、ワーゲンのカブリオレあたりを軍用
車両として調達したいなどと考えております。
運転手つきで将校はこれで戦地の視察に行きましたり、ベースから1kmほど
のコンビニに出かけたりするわけであります。
軍用車はオープンに限るというわけで、愛と妄想のベースの車両選定部の
お話の第一回でありました。
Posted by 海風隊 at 20:02│Comments(0)
│ベースな車たち