天に向かって

海風隊

2008年05月28日 12:29



天に向かって唾を吐いては自らに返ってくる。

広がる空を見て飛べない亀は思う。
陽射しを浴びて育つ丈夫な甲羅を持つのが自分の強さなのだと。

プロジェクトを進めるにあたり、多くの才能たちが集まってくる。

空をジェット推進で進むがごとき速さを持つもの、地を這い、着実に一歩
づつ進むもの、描いた理想を形にしてくれるもの、すべてを包んで環境を
つくりその空気をなごませるものなど、才能とは技術だけでない。

営業マン時代に覚えたことに、ことを為すならば広く仲間を募り、同じ目
標に向かって幾通りもの方向でパラにすすめと教えていただいた。

のんびり甲羅を干す亀は、着実である。
大きな魚は亀の何倍ものスピードで泳ぐ力を持っている。

同じ池に、遊ぶ鳥は、その池を含む周囲を俯瞰で眺めることができるの
です。

自分ができることはなんでしょう。
それを位置付け、立ち位置をきめれば迷うこともなく、自分らしさを仲間の
力とする。

のんびりと甲羅を干している亀は惰眠を貪っているだけではなく、しっかり
と甲羅の心を固めているのである。

亀のように前進、仲間とともに集い、甲羅を固め前へ行く。

公園でそんなことを考えている。

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